2022年2月初めから休止していました「佐々木建ウェブサイト」が再発足します。
攻撃によってブログが破砕され、そのあおりでウェブサイト全体の休止を余儀なくされました。この事態を招いたのは私の油断のせいでもありました。ブログに公表する方が手間がかからないのでこの数年間は活動をもっぱらブログ上に公表し、攻撃が予想されるのに安全対策を怠っていました。今回はこの反省をふまえて再編成したつもりです。
二つのウェブサイトを結合した編成は変わりません。ただ、これまでのブログの主な部分はそれぞれのウェブサイトに組みこまれます。これを機にブログも一新します。以前と同じようにこのポータルサイトにアクセスしていたければ、刷新ぶりをご覧いただけます。破壊された記事を拾い上げて収録しなおす作業がまだ残っていますので、完全に軌道に乗るにはもう少し時間がかかるでしょう。ご容赦ください。
学者としての自覚と批判的態度はどんな時でも恒久平和の希求、人間に内在的な多様性の尊重と生存の権利の保障に対する市民としての態度に支えられています。これは学問を目指した時以来変わることのない私の姿勢でした。それが今や試練に直面しています。21世紀は環境の世紀、地球規模で危機が深まり、その克服のために人類全体の結束が急務となる時代と確信しておりました。怪しげな歴史認識を振りかざして他国に戦争を仕掛け、核で脅す時代が到来するとは思いもよりませんでした。地球環境危機への取り組みはその影響で明らかに後退しています。しかし、地球環境危機に取り組むのと戦争に反対する態度とは二者択一ではありません。どう見ても戦争は地球環境危機を深化させる最悪の行動なのです。地球環境を守れと主張するなら、戦争にも反対の声を上げるべきでしょう。
危機の現実を支配層に認識させ、制度と政策を大転換させるように圧力をかける試みは今度の戦争によって取り返しのつかないまでに後退してしまいました。市民の間に排外主義的風潮を公然と蔓延させて戦争を煽る指導者たちの考えを改めさせるのには根気のいる困難な運動が求められるでしょう。それだけに危機は容易ならざる局面に突入したといってよいでしょう。
私は市井に生きる一人としてささやかで稚拙なものであってもこの時代の流れに抗して批判的態度を表明し続けていきます。
2022年6月1日
【新ブログ】
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